骨の健康について
人の体は200本を超えるといわれている骨によって支えられています。太ももの骨のように太くて長いものから,指の骨のように細いものや背骨のような独特の形をしたものまでさまざまです。これらの骨同士は関節でつながっていて,曲げ伸ばしができるようになっています。そして,この関節には軟骨があり,衝撃を和らげる役割や潤滑油のような役割をしています。
普通に運動ができているうちはあまり考えないことですが,このような骨格の構造について考えると,自由に体を動かすことができるのはある意味で“奇跡的”なことのように思えます。
しかし,当たり前に思われてきたこの“奇跡的”な骨の健康が失われつつあり,問題となっています。背景には,栄養に偏りのあるファーストフードや弁当が食生活に定着していることがあるでしょう。骨では活発に代謝が行なわれて,古い骨細胞から新しい骨細胞に入れ替わっていますが,材料となるカルシウムや骨代謝を促すマグネシウム,カルシウムの吸収を助けるビタミンCなどが不足すると,骨が正常に形成されなくなります。これが骨密度の低下を招く訳です。
また,体を動かすことなく長時間椅子に座って仕事をし,家に帰ってからも椅子やソファーに腰掛けるという生活パターンから,腰の痛みを訴える人も増えています。中には,治療を必要とするほど重症化してしまう人もいます。
こうした生活スタイルの変化が骨の健康に影響を与えていることは明らかです。最近では,自分の骨の状態を簡単に知ることができる測定器も販売されていますし,自治体などの検診も行なわれていますので,活用すると良いでしょう。
2009年03月02日 | トラックバックURL |
カテゴリ: 骨の健康
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