骨の病気や身近な症状
骨の病気でよく知られているのは,骨がもろくなる「骨粗しょう症」です。骨粗しょう症になるのは高齢者が多いですが,中でも女性の患者が多いという特徴があります。20歳ころを境に骨量が減っていきますが,年を重ねると骨の材料となるカルシウムの吸収率も低くなります。また,カルシウムの吸収を助けていたエストロゲンという女性ホルモンが閉経後には少なくなるため,高齢の女性に多い病気という訳です。骨粗しょう症になるとちょっとしたことで骨折してしまうことがあります。それがきっかけで寝たきりになる人も多く,脳梗塞に次いで寝たきりになる原因の第2位といわれています。
また,高齢になると,「関節痛」を訴える人も増えてきます。特に,体を支えているひざや腰で多く見られる症状です。これは,関節の軟骨が磨り減ることが原因で起こります。また,関節周りの筋肉が弱ることも原因の一つです。症状が軽いうちは,立ち上がるときや動き始めだけ痛みや違和感を感じますが,進行すると安静にしていても痛みが走るようになります。老化現象の一つといえるかも知れませんが,軟骨を形成する成分を補ったり関節に負担とならない仕方で軽い運動を続けたりすることで予防することができるでしょう。
年齢に関わらず見られるのが,「椎間板ヘルニア」です。背骨の間にある椎間板という軟骨が神経を圧迫することで,末梢のしびれや腰痛,坐骨神経痛などが出る病気です。最近では,椅子に座ったまま長時間過ごす人も増えていますが,そのような人によく見られます。
骨や関節は体を支える大切な部分ですので,周囲の筋肉を鍛えたり必要な栄養を摂取するなどして,こうした病気を防ぐことが必要です。
2009年03月02日 | コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリ: 骨の健康
骨の健康を保つ方法
骨の健康が損なわれると体全体の健康も損なわれます。ですから,健康で過ごすためには,自分の骨の状態を知って骨を丈夫にするための対策を取らなければいけません。
まず,必要な栄養をしっかりと摂取するようにしましょう。骨を丈夫にする栄養素といえばカルシウムが真っ先に思い浮かびますが,リンやマグネシウムといった他のミネラルも骨を強くするのに関わっています。魚や大豆製品から摂取することができます。また,これらの吸収を高めるビタミンDやカルシウムの沈着作用のあるビタミンKも必要です。ビタミンDは食材を天日干しすると多くなりますし,自分が日光に当たるだけでも体内で合成されるようになります。ビタミンKは納豆に多く含まれています。大豆製品には,女性ホルモンと似た作用をするイソフラボンも含まれていますので,更年期の女性にはオススメです。日本の伝統的な食生活が骨を丈夫にしてくれることが分かります。
また,定期的な運動も必要です。骨は運動によって負荷を受けると,より丈夫になろうとして代謝が高まります。激しい運動は体力によっては難しいですし,逆に骨折してしまってはいけませんので,軽いウォーキングなどで十分でしょう。ひざなどの関節に痛みがある人は,プールでの水中ウォーキングなら負担を軽減しながら運動できます。ビタミンDの合成を考えると,日中外で行なう運動が一石二鳥です。
これらの対策を行なって骨の健康を維持しているなら,心身ともに健やかに過ごすことができるでしょう。
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カテゴリ: 骨の健康
骨の健康について
人の体は200本を超えるといわれている骨によって支えられています。太ももの骨のように太くて長いものから,指の骨のように細いものや背骨のような独特の形をしたものまでさまざまです。これらの骨同士は関節でつながっていて,曲げ伸ばしができるようになっています。そして,この関節には軟骨があり,衝撃を和らげる役割や潤滑油のような役割をしています。
普通に運動ができているうちはあまり考えないことですが,このような骨格の構造について考えると,自由に体を動かすことができるのはある意味で“奇跡的”なことのように思えます。
しかし,当たり前に思われてきたこの“奇跡的”な骨の健康が失われつつあり,問題となっています。背景には,栄養に偏りのあるファーストフードや弁当が食生活に定着していることがあるでしょう。骨では活発に代謝が行なわれて,古い骨細胞から新しい骨細胞に入れ替わっていますが,材料となるカルシウムや骨代謝を促すマグネシウム,カルシウムの吸収を助けるビタミンCなどが不足すると,骨が正常に形成されなくなります。これが骨密度の低下を招く訳です。
また,体を動かすことなく長時間椅子に座って仕事をし,家に帰ってからも椅子やソファーに腰掛けるという生活パターンから,腰の痛みを訴える人も増えています。中には,治療を必要とするほど重症化してしまう人もいます。
こうした生活スタイルの変化が骨の健康に影響を与えていることは明らかです。最近では,自分の骨の状態を簡単に知ることができる測定器も販売されていますし,自治体などの検診も行なわれていますので,活用すると良いでしょう。
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