パントテン酸の食品
パントテン酸とは
「パントテン酸」と聞くと,名前は知っているという人は多いでしょう。葉酸,クエン酸,アミノ酸,ヒアルロン酸,グルタミン酸などなど,「酸」と付く栄養素は非常に多くありますが,パントテン酸は比較的身近な栄養素です。別名を「ビタミンB5」といい,ビタミンB群の一つです。ビタミンB群といえば,代謝において欠かせない働きをする栄養素ですが,パントテン酸も同じように,糖質や脂質・たんぱく質の代謝に関係して働いています。つまり,糖質や脂質などをエネルギーに変えるために必要な栄養素である,ということです。しかし,単独で働く訳ではありませんので,他のビタミンB群と一緒にバランス良く摂取することが大切です。
パントテン酸を含む食品
「パントテン酸」という名前には,「広くいたるところにある」という意味があります。その名の通り,動物性・植物性を問わずいろいろな食品に存在していて,通常の食生活をしている限り不足することはほとんどない栄養素です。中でも多く存在している食品としては,レバーや納豆,卵,子持ちカレイなどがあります。また,ウナギの蒲焼や鮭などにも多く含まれています。納豆1パックと生卵1つで,1日の摂取基準量の半分ほどのパントテン酸を摂取することができます。実際に体内で必要なパントテン酸の所要量は1000マイクログラムもありませんので,摂取量についてはあまり気にする必要はないでしょう。極端な偏食や食事制限をしなければ必要量は摂取できます。
パントテン酸の摂取について
上記の通り,パントテン酸はいろいろな食品から簡単に摂取することができます。また,ほとんど不足することのない栄養素です。しかし,熱や酸に弱い性質がありますので,調理の過程で失われてしまうことにもなります。また,水溶性の栄養素ですので,体で使われなかった分については排尿されます。ですから,基準を超える量摂取したとしても過剰症の心配はありません。むしろ,不足することがないように気を付けましょう。パントテン酸は代謝だけでなく,ストレスに対抗するのにも欠かせない成分ですので,現代人にとって必要なものです。ストレスが多く疲れやすい,自炊をせず食事の偏りがある,というような人はマルチビタミンのサプリメントで補うと良いでしょう。
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キャッツクローの効能
キャッツクローとは
地球上に生息する植物には,必ずと言って良いほどその種類特有の成分が含まれていて,それが動物に対していろいろな作用をすることも珍しくありません。それらを昔の人は,健康に役立つとか薬代わりに使える,などと言って使用してきました。そのような植物の一つに「キャッツクロー」があります。“猫の爪”という意味ですが,その名の通り,猫の爪のように鋭く尖った形をしているペルー原産のハーブです。インカ帝国時代からさまざまな薬効を期待して使われていました。現在では医薬品には指定されていませんが,サプリメントとしていろいろなメーカーが販売していて,キャッツクロー特有の成分の効能を期待して使用している人も少なくありません。
キャッツクローの効能
キャッツクローを特異なハーブとしている成分には,複数の種類のアルカロイドがあります。アルカロイドについてですが,これは窒素を含む有機化合物で,アルカリ性を示すことからこの名前が付けられています。神経ホルモンに似た作用をして,中には神経を狂わせる毒性のあるものもあります。モルヒネ,コカイン,ニコチンといった成分もアルカロイドの仲間です。では,キャッツクローに含まれるアルカロイドにどんな効能があるかというと,抗炎症効果や鎮静効果です。それで,関節痛や神経痛,腰痛などの痛みを緩和するのに効果があるとされています。また,免疫力を調整する効能もあり,通風やリウマチなど自己免疫疾患の改善に役立つとも言われています。
キャッツクローを摂取する
キャッツクローが効果を発揮する症状は非常に多く,医薬品の使用を制限したいと思っている人にとって助けとなるハーブかも知れません。実際に病気の治療に使われている国もありますから,質の良いものであれば効能を期待して使用したいという人も少なくないでしょう。いろいろなサプリメントメーカーがキャッツクローのサプリメントを販売していますが,中には粗悪なものもあります。効能についての単なる宣伝に踊らされてどんな商品にでも手を出すことがないようにしましょう。製品の質やメーカーの信頼性などからサプリメントは選ぶべきです。また,医薬品でない以上,期待した効果が得られない場合もありますので,それを承知の上で使用しましょう。
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DHAとEPA
DHA・EPAとは
健康な食生活をするために制限したい栄養素は?と聞かれると,多くの人が「脂質」と答えるでしょう。確かに,現代人の食生活では脂質の摂取量が多く,それに対して運動をする機会や脂質代謝に必要な栄養素の摂取量が減っていますから,十分気を付けなければいけません。特に,肉や食用油に含まれるオメガ6系とかn-6系といわれる脂肪酸の摂取量が多い代わりに,魚に含まれるオメガ3系脂肪酸の摂取量が少ないのが現状です。そのオメガ3系脂肪酸の代表は,DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)です。オメガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸の理想的な摂取量の割合は4:1とされていますが,10:1ともいわれるほど不足している必須栄養素です。
DHA・EPAの効果
では,DHAやEPAにはどんな効果があるのでしょうか?脳の細胞膜にはDHAが多く存在していますが,これが不足すると脳細胞が硬化し,神経伝達がスムーズに行なわれなくなります。これによって,敵意性や抑うつ状態,不安感などが見られるようになります。これらを予防したり解消したりするためにも,DHAが効果的です。また,ある研究では,アルツハイマー性痴呆症の患者とそうでない人の海馬付近にあるDHA量を測定したところ,前者は後者の半分程度であったと報告されています。こうしたことから,認知症の予防にも効果があるのではないか,として研究されています。意外なことに,DHAやEPAは脂質代謝にも関わっていて,生活習慣病予防やダイエットに効果的な栄養素だと言えます。
DHA・EPAを摂取する
DHAやEPAは,青魚を中心として魚介類に多く含まれています。肉中心の食生活となった今日では不足しがちであることもうなずけます。ですから,できるだけ魚を食べる機会を増やすと良いでしょう。DHAにしてもEPAにしても熱に強い性質がありますから,焼いたり煮たりして調理しても失われることはありません。しかし,厚生労働省の示している摂取基準では,1日に成人男性で2.6グラム以上,女性で2.2グラム以上の摂取が薦められていて,これに達することは難しいでしょう。そこで,サプリメントの力を借りるのが簡単です。ただ,DHA・EPAを配合しているというサプリメントは星の数ほどありますから,できるだけ質の高いものを選ぶようにしましょう。
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鉄分の多い食品
鉄分の多い食品
人の血液が赤いというのは常識ですが,この赤い色は,たんぱく質と鉄分から作られた「ヘモグロビン」という色素によるものです。ヘモグロビンは全身に酸素を運搬する働きをしていて,不足すると貧血を起こしてしまいます。脳へ運ばれる酸素が減ることから目まいや頭痛などが起きるようになりますし,いろいろな内臓の機能も低下することになります。ですから,鉄はしっかりと摂取しなければいけないミネラルで,鉄分の多い食品を食事に加えることが大切だと言えます。鉄は,単独では体内に吸収されにくい性質があるので,吸収を助けるビタミンCや銅などを一緒に取り入れることが必要です。サプリメントから摂取するときも,他の栄養素とのバランスを考えるようにしましょう。
鉄分の多い食品:動物性食品
実際に鉄分の多い食品には何があるでしょうか?動物性食品に含まれている鉄は「ヘム鉄」と呼ばれていて吸収率が23パーセントと高いです。ですから,鉄分の摂取は,植物性食品よりも動物性食品を中心とした食事から行なうのが効果的です。最も鉄の含有量が多い食品は,豚レバーです。50グラム当たり6.5ミリグラムの鉄が含まれていて,これだけで1日の推奨摂取量の87パーセント程度を摂取できます。貧血になりやすい女性の場合は,80グラム程度摂取したいですが,これも無理なく食べられる量です。他には,赤貝やアサリなどの貝類,サンマやカツオなどの赤身の魚に鉄分が含まれています。レバーより含有量は少ないですが,日常的に摂取しやすい食材です。
鉄分の多い食品:植物性食品
動物性食品だけでなく,植物性食品にも鉄分の多い食品があり,意識して食べるようにしたいでしょう。植物性食品の鉄は「非ヘム鉄」と言われ,吸収率は5パーセント程度とかなり低いです。しかし,ビタミンCと一緒に取り入れることで,腸での吸収率は格段(3~6倍とも言われる)に高まります。ですから,鉄分の多い植物性食品である小松菜や菜の花,豆類や大豆製品を食べるときには,他の野菜を組み合わせて調理したり食後にフルーツを食べたりすると良いでしょう。ただし,コーヒーや緑茶などに含まれるタンニンは,鉄と結合して吸収を妨げるとされていますので,鉄を摂取するよう心掛けているときには注意するようにしましょう。
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緑茶カテキンの効果
緑茶カテキンについて
飲料メーカー各社がおいしいお茶飲料の製造に力を入れている中,花王が発売した「ヘルシア」。高濃度茶カテキンが体脂肪の消費をしやすくする特定保健用食品として注目を浴び,人気となっています。これが引き金となりカテキンブームが到来しました。そもそも「カテキン」って何?と今さらながら思う人もいるでしょう。カテキンは,お茶に含まれるポリフェノールの一つで,緑茶特有の苦味を出している成分です。カテキンといっても何種類もあり,エピグロカテキンガレート(EGCg)やエピグロカテキン(EGC)などの種類があります。高級でおいしいとされているお茶には,旨み成分であるテアニンが多く,カテキンの含有量は比較的少ないとされています。
緑茶カテキンの効果:病気予防
緑茶を頻繁に飲用する地域では,ガン患者が少ないと言われています。これには,カテキンの効果が関係しています。とりわけ,EGCgがガン細胞のアポトーシス(自滅)を促すということが研究により明らかになっています。EGCgは,ガン細胞が増殖するのに用いている酵素を中和する,という報告もありますし,ガンの予防に対して特に効果のある成分と言えます。カテキンの摂取量が多いと,それだけガンの発症リスクが少なくなっているようで,海外ではカテキンサプリメントをガン治療に使用している国もあります。緑茶カテキンはポリフェノールとして抗酸化力にも優れていますので,ガンだけでなくその他の病気を予防するのにも効果があります。
緑茶カテキンの効果:脂質異常改善
健康診断などでコレステロール値が高いと指摘された,という人は少なくないでしょう。この数値は,メタボリックシンドロームの診断にも使われる数値です。高コレステロール,つまり脂質異常の状態を改善するのにも,緑茶カテキンが役立ちます。カテキンには,悪玉といわれるLDLコレステロールだけを減少させる効果があることが分かっています。脂質異常は放置しておくと,動脈硬化から心筋梗塞・脳梗塞へとつながり,突然死を招く恐れもありますので,気を付けなければいけません。これを予防するためにも,緑茶を飲んでカテキンを摂取することが大切です。カテキンは,コレステロールだけでなく体脂肪を燃焼させる効果もありますので,ダイエットにも役立ちます。
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ラクトフェリンの効果
ラクトフェリンとは
乳製品や乳に含まれる成分の健康効果に注目が集まっています。ビフィズス菌をはじめとする乳酸菌はその代表格で,腸内環境の悪化から便秘になりやすい女性を中心に支持されています。こうした成分が含まれた乳製品は多く出回っていて,根強い人気があるでしょう。その他によく耳にするものとして,「ラクトフェリン」があります。これは,乳酸菌などの仲間ではなく,哺乳動物の乳に含まれているたんぱく質の一種です。体内では,唾液や涙,白血球などに存在しています。特に多く含まれているのは母乳で,その初乳には牛の初乳よりも10倍以上もの濃度のラクトフェリンが含まれています。最近では,ラクトフェリン入りのヨーグルトやサプリメントなどが販売されています。
ラクトフェリンの効果
ラクトフェリンにはどんな効果があるのでしょうか?初乳に多く含まれていることからすると,赤ちゃんにとってかなり必要なものであるはずです。ラクトフェリンには,細菌やウィルスの増殖を抑制したり,免疫細胞を活性化させたりする,といった免疫力を向上させる効果があると言われています。ですから,赤ちゃんが病気になりにくくするために必要な栄養素ということが分かります。さらには,腸内でビフィズス菌などの善玉菌を増やす効果もあります。これによって,腸内環境を整えることができます。また,最近の研究では,ラクトフェリンに人の内臓脂肪を減らす効果があることも確認されています。体調を整える点でとても大切な役割をしている栄養素といえます。
ラクトフェリンを摂取する
これだけ良い効果があるとなると,しっかり乳製品を食べてラクトフェリンを摂取したいと思うでしょう。しかし,ラクトフェリンには熱や酸に弱い性質があります。通常販売されている牛乳は加熱殺菌されているものが多いですし,チーズなど他の乳製品も胃酸や酵素によって分解されて、肝心の腸まで届くことは少ないです。ですから,一般的な食品からはラクトフェリンを十分に摂取することはかなり難しいです。そこで,サプリメントメーカーでは,胃で分解されないようにコーティングしたラクトフェリンを開発しています。このようなサプリメントを使うとラクトフェリンを効率的に摂取できます。ただし,妊産婦や病気治療中の人は医師に相談してから使用しましょう。
2009年02月28日 | コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
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ギャバの効能
ギャバとは
近頃の健康志向から,白米食を玄米食に切り替えている人は少なくないでしょう。パンも玄米パンにするなど,これまでの白米や小麦粉依存型の食生活を離れる人が増えています。一つには,代謝を向上させる成分や食物繊維が多いとか,いわゆる“GI値”が低いといったことでダイエットに役立つとされているからでしょう。玄米にはそれだけでなく,現代人の生活にとって欠かせない成分も含まれています。それが,「ギャバ」。別名をガンマ-アミノ酪酸と言う,アミノ酸の一種です。ギャバが特異なのは,脳や脊髄に多く存在していること。ですから,首から下の“体”での作用よりも,頭での作用の方が大きいという特徴があると言えるでしょう。
ギャバの効能
ギャバは脳内でどのような働きをしているのでしょうか?ギャバは,神経伝達物質として作用しますが,特に抑制系の作用をします。つまり,不安や敵意性を感じるときにそれを抑えてリラックスさせて神経を鎮める効能があります。また,脳への酸素供給量を増やす効果もあります。そのような意味では,ストレスが多くデスクワークを中心にした仕事をしている人には特に必要な栄養素と言えます。また,ギャバを含む食品の中には“血圧が高めの人に適している”として,特定保健用食品に指定されているものもあります。他には,中性脂肪を減らしたり腎機能を調節したりする効能のほか,アルコール代謝を早くする効果もあるとされています。
ギャバの摂取方法
ギャバの特徴の一つは,その吸収が早いことです。マウスを使った実験では,ギャバを摂取してから1時間後には脳に到達していたことが確認されています。ですから,即効性があるということになります。ギャバを多く含む食品としては,玄米があります。それも,水に浸けて発芽させた玄米にはその何倍ものギャバが含まれています。ですから,玄米は研いですぐに炊かずに,水に浸けてしばらく置いておくと良いでしょう。できれば,一晩浸けておきます。そのときの水は捨てずに,玄米を炊くのに使いましょう。最近では,発芽玄米も販売されていますので,そのようなものの方が簡単に調理できるかも知れません。豆類にもギャバは多いですので,日本の伝統食から多く摂取できると言えます。
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ルテインの効果
ルテインとは
年を重ねてくると,目にいろいろな悩みを抱えるようになります。ピント調節機能の低下による老眼,水晶体が濁って視界がぼんやりしてくる白内障などの症状を訴える人は大勢います。中には失明に至ってしまう人さえいます。それほどひどくなくてもよくあるのが,飛蚊症。明るいところで目の前に糸くずのようなものがチラチラと写る症状です。これらの原因となっているのが,目のフィルムの役目をしている網膜に存在する黄斑へのダメージです。それは,加齢や紫外線などによって引き起こされますが,それを予防する効果があるのが「ルテイン」です。ルテインが減ると物体の形を正確に認識することができなくなりますので,加齢による目のトラブルを予防するために摂取することが必要です。
ルテインの効果
目の健康に役立つ栄養素としては,ブルーベリーなど青紫色の果物や野菜に含まれるアントシアニンが有名ですが,研究の結果,目的に合わせていろいろな栄養素を使い分けるのが効果的だとされています。網膜にある黄斑色素を補うにはルテインが効果的です。これによって,紫外線や人工の光による刺激から目を守ることができます。特に,ルテインは加齢と共に減少し,高齢者特有の目のトラブルを引き起こすことになりますので,予防のためには30歳代からルテインを摂取するのが効果的です。ルテインはさらに,抗酸化成分としても知られていて,細胞の老化や病気を防ぐ効果もあります。他の抗酸化成分と合わせて摂取すると健康に役立ちます。
ルテインを摂取するには
ルテインは黄色の色素を持つカロテノイドですので,ニンジンやカボチャなど緑黄色野菜に多く含まれています。しかし,通常の食事から必要な量のルテインを摂取することはほとんど不可能です。一般的に1日に6ミリグラムから10ミリグラムのルテインが必要とされていますが,これはニンジンで計算すると約30本分に当たります。ですから,サプリメントからの摂取が最も効果的です。多くのルテインサプリメントで原料となっているのはこのような野菜ではなく,マリーゴールドという黄色い花です。マリーゴールドのルテインには,純度が高いという特徴があり,サプリメントの原料となっています。目の健康を考えるなら,早い年齢からの摂取が勧められています。
2009年02月28日 | コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
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マグネシウムを含む食品
マグネシウムの働き
健康への関心の高まりから注目されるようになった微量栄養素のミネラル。体内にわずかにしか存在しない成分とはいえ,体の機能を維持したり調整したりする上で欠かせないものです。カルシウムや鉄,カリウムなどはよく知られたミネラルですが,マグネシウムも私たちの体に必要なものです。マグネシウムの働きとして,まず骨代謝を挙げることができます。カルシウムやリンとともに骨を作ったり強くしたりする働きをしています。筋肉の働きを正常にする作用もありますので,心臓や血管などの循環器系を整え,血圧を正常にしたり体温を調節したりするのに役立っています。また,体内の300種類もの酵素の働きを助けるのも,マグネシウムの働きの一つです。
マグネシウムを含む食品
では,マグネシウムはどのような食品から摂取することができるのでしょうか?マグネシウムを含む食品は非常に多いですが,中でも多く含まれている食品としてはゴマやアーモンドなどの果実類,干した海藻類などがあります。可食部100グラム中,干したアオノリには1300ミリグラム,ゴマには370ミリグラムのマグネシウムが含まれています。他には,魚介類やイモ類にも多いですし,白米よりも玄米の方に多く含まれています。うどんよりもそば,食パンよりも玄米パンというように,精製度の低い食品の方がマグネシウムは多いです。こうした食材からすると,大豆製品や魚介類をよく使う和食のメニューからマグネシウムを摂取しやすいと言えるでしょう。
マグネシウムの摂取方法
ミネラルを摂取するときには,他のミネラルとのバランスを考えなければいけません。ほとんどのミネラルが対になって作用し,吸収を助けていますから,どれか一つが多くなると別のミネラルの吸収率が下がってしまいます。マグネシウムの場合,カルシウムと協働していて,量のバランスとして最適なのは,マグネシウム1に対してカルシウム2~3です。マルチミネラルのサプリメントを摂取するときには,このようになっているか確認して選びましょう。また,過剰摂取についてですが,通常は腸で吸収量が調整されるので心配ありません。ただ,下痢を起こす場合もありますので,注意しましょう。通常の食生活で摂取する分には問題ないでしょう。
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ピクノジェノールの効果
ピクノジェノールとは
ある飲料メーカーが作ったお茶に配合されていることから知られるようになった「ピクノジェノール」。フランス南西部のワインで有名なボルドー地方とピレネー山脈の間に位置する海岸に生息する松の樹皮から抽出した成分のことです。ピクノジェノールとはアメリカでの商標名で,日本では「フラバンジェノール」という商標名で通っています。ピクノジェノールは植物性色素であるフラボノイドの一種ですが,なぜこの地方の松の樹皮が特別かと言うと,気候が関係しています。この地域は1年のうち10ヶ月半は晴天で紫外線を浴びることになります。山からの強い風も受けますから,松は自らを守るためフラボノイドを樹皮に溜めている訳です。この抽出物が健康に役立つとして注目されています。
ピクノジェノールの効果
ピクノジェノールにはどんな効果があるのでしょうか?大きな効果として,抗酸化力があります。その強さは,ビタミンCやEよりも強いとされています。「抗酸化力」って何?という話ですが,一言でいえば細胞のサビ付きを防ぐ力です。私たちの体内では“サビ”が発生していて,それが病気や老化の原因となっています。元々それを防止する力はある程度体に備わっているのですが,加齢などの理由で弱まりますから食品によって補わなければなりません。その点で,ピクノジェノールなどのフラボノイドは効果を発揮して,美肌や病気予防に役立つ訳です。また,経口摂取によって心血管疾患の改善に役立つとも言われていて,継続摂取が薦められている栄養素の一つです。
ピクノジェノールの摂取について
ピクノジェノールをどのように摂取するかというと,食材として松樹皮を使って調理することはできませんので,基本的にサプリメントを使用することになります。注意したいのは,ピクノジェノールに類似商品があること。正規の製造・供給元となっているのは,スイスのホーファー・リサーチ社ですから,そのライセンスを受けたサプリメントかどうかを確かめて選ぶようにしましょう。また,ビタミンCやEと一緒に摂取すると効果が高まるとも言われています。それから,妊娠中や授乳中,小児の使用については安全性が確認されていないようですので,控えるのが良いでしょう。循環器系や代謝系の治療を受けている人は使用前に医師と相談してください。
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